1.お預かり・検品
お預かりしたお洋服は、まず洋服について熟知した専門のスタッフが、細かく検品を行っていきます。
素材の組み合わせ・しみ・汚れ・生地や繊維の状態・ほつれ破れ等の有無・ボタン等の有無・シルエットのくせなど、それぞれに違います。
縮む可能性のある品物はすべて採寸を行い、仕上げ時にサイズ確認を行います。
デリケートで壊れやすいボタンや付属品は保護するか、または外す必要のあるものは取り外し、クリーニング後に取り付けます。
ボタンや付属品のゆるみは全てつけ直し、ほつれや破れなどの処理が必要な品物は、お客様にご説明の上、修理等させていただきます。(有料)
毛玉・毛羽立ち等の処理も丁寧に行いますので、仕上りに大きな差がでます。(有料)
最初の検品時の内容は、すべて後工程の職人スタッフへ伝わります。
2.洗浄方法の選定
検品でチェックされた内容を確認しながら、1点1点衣類の素材・デザイン・特性・汚れの具合等をよく観察した上で、最も適したクリーニング方法で処理を行っていきます。
ドライクリーニング
ドライクリーニングとは、クリーニング用の有機溶剤(油)を用いて、主に油溶性の汚れを落とすのに効果的な洗い方です。水溶性の汚れ落ちは良くないとされていますが、スタジオセラでは、ドライクリーニングの溶剤に2種類のソープとニオイを取り除く粉をオリジナル配合することで、ドライクリーニングのメリットである、型崩れしにくく縮みにくい、又、風合いを良好に保つということに加えて、水溶性汚れも落ちやすくしています。
素材やデザインがデリケートな高級衣料に適した洗い方を基準にしていますので、安心してお任せください。
ビーズやスパンコールなどの飾り付きやデリケートな素材の品物は、ソープを含んだ溶剤でつけ置きに近いぐらいの動かさないデリケートな洗い方をして、品物にダメージを与えず風合いを良くして洗います。
水洗い
ランドリー(ワイシャツなど)洗いは、55℃の温水で漂白剤等を混ぜて洗います。
衿・カフスなどの皮脂汚れに対して前処理として、3種類の前処理剤を使用し、皮脂汚れをほぼ除去してから洗います。くすみのない白さは清潔感の基準として大切にしています。
アクアウォッシュ
ご家庭の水洗いが難しい衣類や、他店でドライクリーニングを繰り返して黄ばんでしまった衣類などを、独自ブレンドした特殊な洗剤を使用して、1点ずつ確認しながら手作業で洗っていきます。
汗などの水溶性汚れ、皮脂などの油脂汚れを除去し、消臭抗菌加工にも優れおり、また、手で洗うことにより、品物の汚れの落ち具合、色が出ていないかの確認などの状態をみながら洗うことができるため、品物にダメージを与えません。
特殊処理
●移染処理・・・色がにじんだり、バッグや小物などの色が服に付いたものを除去します。
●汗シミ処理・・・衿や脇など部分的に処理し、汗シミを除去します。
●黄ばみ処理・・・汗をかいてそのまま残っていると、シミが酸化し黄ばみとなります。黄ばみとなって出てくると、生地も傷めている状態ですので、黄ばみが出る前に早めに汗汚れのケアをすることが望ましいです。
●特殊シミ処理・・・ワインや、食べ物のシミ、インクや口紅などの多様なシミ抜きにお応えします。
●カビ処理・・・白カビは基本的に処理可能ですが、黒カビは黒色が型として残る可能性が高いです。
〇防虫防ダニ加工・・・赤ちゃんが食べても無害・無臭で安全性が高く、クリーニングの際に衣類に直接加工しますので、防虫効果は次回クリーニング時まで長続きします。
〇汗抜きドライ加工・・・ドライクリーニングの際に、汗に起因する汚れを軽減させます。
3.しみ抜き
シミの色・大きさ・種類など状態を見極め、1点1点に最適な処理を行っていきます。
素材の特性をよく考慮し、数十種類ある薬品を組み合わせて、シミ抜きを行い、変退色には色を調合して色修正をおこなう場合もあります。
4.仕上げ
高級衣料のテキスタイルや装飾などは繊細な部分が多いため、仕上げ作業はほぼすべて手アイロンで行います。縫製に応じたプレスで、シルエットや風合いにこだわり、細部まで職人の手仕上げで、手間暇を惜しまず行っていきます。
5.最終チェック
プレスを終えた品物は包装の前に、シミが残っていないか、シルエットは綺麗か、シワは伸びているか、風合いは良くなっているか、お客様にお渡しする前の最終検品を行っていきます。